1人目を妊娠・出産した後、しばらくすると気になってくる『2人目どうするか問題』
- 仕事復帰の時期はどうする?
- 0歳児で復帰か、1歳児か・・・
- 仕事復帰したら、1年ぐらいは働かないと同僚に申し訳ないよね・・・?
- でも、兄弟の年の差が空きすぎるのも気になる
- それならまとめて2人連続育休取って、一気に仕事復帰した方がいい?
などなど・・・
私も長男妊娠中から第二子の時期について考えていました。
[st-kaiwa-nigawarai-3]仕事と妊娠出産とのタイミングって、難しいのよね。[/st-kaiwa-nigawarai-3]
私は2人姉妹だし、夫は三兄弟で、兄弟・姉妹それなりに仲良くやっているので、なんとなく『一人っ子』という選択肢が頭になかったということもあります。
また、1人目の出産が30歳を超えていたということもあり、2人目は早めに欲しいとも思っていました。
そんな中で知った、『育休中に次の子を妊娠したら、そのまま連続して産休育休が取れる』ということ!
友人がそのパターンで、1人目2人目と連続して産休育休取得していたので知りました。
今回は、その育休連続取得についてのお話です。
[st_af name=”hoken-mammoth”]
産休・育休が取れる条件とは?
先日、派遣社員の産休育休について書いた記事。
[st-card myclass=”” id=”7904″ label=”\こちらもcheck!/” pc_height=”” name=”” bgcolor=”” color=”” webicon=”” readmore=”on” thumbnail=”on” type=””]
会社によって、多少ルールが違う部分があるかとは思いますが、大体の場合、下記のようことが条件になってくると思います。
産前産後休業
産休期間を含む雇用契約が締結されている方
育児休業
- 同一の事業主に1年以上継続して雇用契約があること
- 子が1歳6ヶ月に達する日までの間に労働契約が満了し、かつ、契約の更新がないことが明らかでない者
となります。
派遣社員(リクルートスタッフィング)の場合は、
- 申出日現在、週3日以上の雇用契約があること
- 育児休業の終了日以降、引き続きリクルートスタッフィングでの就業を希望されていること
という条件が加わります。
育児休業給付金
上記の育児休業の条件に加えて、①②すべてを満たしている場合。
- 育休開始日において1年以上継続して同一の事業主で雇用保険に加入していること
- 育児休業開始日の前2年間で11日以上出勤している月が12回以上あるこ
※2年のうち、雇用保険未加入期間に勤務しているものは除きます。
受給要件の緩和
通常は、上記のように「育児休業開始日の前2年間で11日以上出勤している月が12回以上あること」が条件になるのですが、
- この2年間に産休・育休・負傷・疾病などで30日以上働けない日があれば、その期間分を加算(2年間に最長2年加算の4年間まで)
という受給要件の緩和があります。
ほとんどの場合、2人までなら連続して産休・育休取得できる!
上記の条件の通り、育児休業給付金の受給要件の緩和があるので、
12カ月以上働く⇒1人目を出産⇒産休育休⇒2人目の産休育休
というパターンであれば、2人連続して産休・育休を取得することが出来、手当金・給付金もいただけます!
ただ、例えば会社独自の育休制度が3年あって、その3年が終わる頃に次の子の妊娠をしたとすると、育休前4年間のうちに11日以上出勤している月が12回という条件を満たせなくなってしまうので要注意です。
派遣社員の場合は?
派遣社員の場合、重要になってくるのが雇用契約。
派遣社員が産休・育休も雇用契約継続出来るのは、この期間中は派遣元の直接雇用という扱いで処理してもらえるため、雇用契約が継続出来ているのです。
育休が終了⇒次の派遣先を1ヶ月以内に決めないと雇用契約終了
となります。
なので、派遣社員が産休育休を連続して取得するためには、
第一子の育休期間中に第二子の産前休業の開始日が来ることが条件になります。
3人連続の場合はどうなるの?
第一子妊娠中から第二子の育休中妊娠を計画し、無事に、長男と1歳7カ月差で次男を出産。
それから、少ししていろいろと考え、3人目に挑戦することに!
ありがたいことに、思っていた時期に授かることが出来ました。
次男と三男は1歳9カ月差なので、以前のように育休の延長が子が1歳6カ月になるまで。ということであれば、アウトだったのですが、2017年10月にタイミングよく2歳まで延長が可能になったので、雇用契約を継続することが出来ました。
ただ、上記のように要件緩和の最長4年間は超えてしまったので、3人目の育児休業給付金の給付はありません。
現在、育児休業中ではありますが、派遣元の雇用契約のみ残っている状態です。
文章だと分かりづらいと思うので、図にしたものがこちらです。
ちなみに、育児休業給付金には給付条件がありますが、産休手当金に関しては、産休に入る時点で社会保険に加入があれば、特に加入期間等の条件はない。とのことなので、手当金が出ました。
要件緩和の最大4年間をもクリアして、3人連続で産休育休取得出来る場合というのは、3人ともがよほど歳の近い年子(全員1歳2カ月差ぐらい?)でないと難しいということになります。
育休給付金を貰いつつ、3人の産休育休を取得するためには、1人目や2人目の育休明けに仕事復帰して、12カ月以上働く必要があります。
逆に言えば、2人目育休後に1年程仕事復帰してから3人目の産休育休に入れば、また手当金・給付金がきちんともらえます。
[st-kaiwa-nigawarai-3]ちなみに、私がなぜ3人連続にしたのかというと、復帰後の派遣先がどんな職場か分からないし、一度仕事復帰してしまうと「もう産休育休入るの面倒だし、3人目はいいやー。」となりそうだったので、一気に『3人目の壁』突破してしまったかんじです。[/st-kaiwa-nigawarai-3]
さすがに3人連続だと、給付金ももらえない期間が出てきて、メリットがあまりないので、計画する方は少ないかと思いますが(笑)こんなパターンもあるよ。と参考程度に。
育休中に次の子妊娠計画。どれぐらいの時期に妊娠すれば可能?
では、第1子・第2子と連続して産休育休取得するには、どれぐらいの時期に妊娠すればよいのでしょうか?
何月に妊娠したら、何月生まれになる?
“保活”にも重要になってくる『生まれ月』ですが、何月に妊娠したら、何月生まれになるのでしょうか?
病院へ行って、無事エコーで妊娠が確認されると、「順調にいけば、出産予定日は〇月〇日ですね。」と言われます。
この出産予定日というのは、最終生理開始日の280日目で計算されます。
その後、一番個体差の少ない時期である9週前後の赤ちゃんの大きさを計測し、誤差が大きい場合は修正されます。
目安として、〇月に妊娠したら〇月生まれになる。という表がこちらです。
最終生理日 | 出産予定日 |
---|---|
1月1日 | 10月8日 |
2月1日 | 11月8日 |
3月1日 | 12月6日 |
4月1日 | 1月6日 |
5月1日 | 2月5日 |
6月1日 | 3月8日 |
7月1日 | 4月7日 |
8月1日 | 5月8日 |
9月1日 | 6月8日 |
10月1日 | 7月8日 |
11月1日 | 8月8日 |
12月1日 | 9月7日 |
こちらは、最終生理日からの計算になるので、ざっくりと妊娠判明(生理予定日1週間過ぎ頃)から、8ヶ月後が出産予定日というかんじですね。
上の子との月齢差
何月生まれというのも気になるけど、上の子との月齢差も気になるところ。
大体の月齢差の表がこちらです。
妊娠判明時 (生理予定日) の上の子の月齢 | 下の子との月齢差 |
---|---|
3カ月 | 12カ月 |
4カ月 | 1歳1カ月 |
5カ月 | 1歳2カ月 |
6カ月 | 1歳3カ月 |
7カ月 | 1歳4カ月 |
8カ月 | 1歳5カ月 |
9カ月 | 1歳6カ月 |
10カ月 | 1歳7カ月 |
11カ月 | 1歳8カ月 |
12カ月 | 1歳9カ月 |
1歳3カ月 | 2歳0カ月 |
2歳3カ月 | 3歳0カ月 |
3歳3カ月 | 4歳0カ月 |
現在では、子が2歳になる前日まで育休が延長可能なので、上の子が1歳5カ月頃までに次の子を妊娠して、2歳になる前に次の子の産前休業に入ることが出来れば、産休育休の連続取得が可能になるということになります。
[st-kaiwa-hirameki-5]上の表は、ざっくりとした計算になるので、ちゃんとした計算は自分に当てはめてしてみて下さいね。[/st-kaiwa-hirameki-5]
産休育休を連続取得するメリット・デメリット
私が実際に産休育休を連続取得して感じたメリット・デメリットです。
メリット
もらえる手当金・給付金が多い
手当金・給付金は、休業に入る前の標準報酬日額が基準になりますが、第2子の産育休を続けて取得する場合は、第1子産前の標準報酬日額が基準になります。
第1子の産前にフルタイムで働いている場合、時短勤務になったり、残業が出来なくなりがちな、第1子の育休明け後に復帰してから第2子の産育休を取得パターンより、基準になる標準報酬日額が高いので、手当金・給付金が多くもらえます。
仕事復帰数ヶ月でまた産休育休より気まずくない?
ワーママの先輩たちは、育休明け復帰したら半年ぐらいは生活が落ち着かないと言います。
もし、2~3歳差で2人目を考えている場合は、育休明け慣れた頃にまた産休へ入ることになってしまいます。
これでは周りにも申し訳ないし、かといって、仕事を1~2年して落ち着いた頃に2人目だと3~4歳差ぐらいになってくるので、兄弟の年の差も気になってくるところです。
それであれば、2人連続で産休育休取得して、いっぺんに復帰の方が気まずくないかも?しれません。
デメリット
1~2歳児の自宅保育がツライ
メインの雑記ブログでも書いたことがあるのですが、1~2歳児の自宅保育って、結構キツイんですよ。。。
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体力のついてきた1歳代後半~の子どもとベッタリ24時間一緒にいるというのもいいことばかりではありません。
保育園での集団生活は、子どもを大きく成長させてくれる部分も多いと思うので、仕事復帰して子どもを保育園へ通わせている家庭が羨ましかったです。
下の子のお世話に集中できる時間がない
ほとんどの自治体では、下の子の産育休中も継続して保育園に通わせられるかと思います。
上の子が保育園に継続して通っていれば、産休に入ればゆっくりする時間もあるし、産後上の子が日中保育園に行っている時間は下の赤ちゃんのお世話に集中できます。
上の子が保育園に通っていない場合、妊娠後期の大きなお腹で1日中1~2歳の上の子の世話をしたり、遊んだりしなければいけないし、産後、外に遊びに行きたい上の子とまだそれほど外出させられない新生児の下の子との関係でイライラもたまります。。。
すぐ近くに頼れる祖父母がいたり、産前産後だけでも保育園に通わせられる状況でないと、なかなか厳しいと思います。
我が家は両家実家が近くにあり、多少は頼れる環境ですが、それでも両親はまだ週数回働いていて毎日は頼れません。
一時期年の近い兄弟を産んだことを後悔したぐらい、マタニティブルー・育児ノイローゼ気味な時期がありました(苦笑)
ブランクが数年空いてしまう
1人目・2人目と連続で産育休取得した場合、それぞれの休業の長さにもよりますが、3年程度は仕事復帰までブランクが空いてしまうことになるので、仕事の感覚を取り戻すのに時間が掛かるかもしれません。
2人同時保育園入園のリスク
2人同時の保育園入園で、「通い始めは病気をもらいやすい」というリスクも2倍。兄弟交互に熱を出して、まともに仕事に行けない。という状況にもなるかもしれません。
メリット・デメリットありますが、私の場合は、
- 第一子出産が30歳を超えていた
- 子どもは2~3人欲しかった
- 派遣社員なので、復帰後の派遣先がどんなところか分からなかった
という理由で、歳の近い兄弟にして、連続取得という結果になりました。
[st-kaiwa1]さすがに第一子妊娠時点で、3人目まで連続で取るとは思っていませんでしたけどね[/st-kaiwa1]
もし、自分が正社員で、産休育休取得しやすい職場であったならば、1人目育休復帰して、1年ぐらい働いて、3~4歳差で2人目というパターンがよかったかもなぁ。と思います。
ただ、産休育休の連続取得も、いったん仕事復帰して少し落ち着いてからの次の子妊娠出産も、どちらでもメリット・デメリットはあるし、計画した時期に赤ちゃんを授かれるとも限らないものなので、結局、『授かった時がタイミング』とは思います!
まとめ:2人連続の産休育休取得は可能!給付金も出る!
以上、育休中に次の子を妊娠した場合の産休育休についてでした。
育児にはとてもお金がかかりますから、休業しつつ、ある程度の手当金・給付金が入ってくるというのはとてもありがたいことでした。
[st-kaiwa-nigawarai-3]給付金ナシの今、家計的になかなか厳しいので、余計ありがたみが分かります・・・これがなかったら、3人目考えられなかっただろうな。[/st-kaiwa-nigawarai-3]
『2人目の壁』に悩む方も多いかと思うので、産育休は2人分連続取得出来るということが、家族計画の参考になればと思います!
家族計画をする上で、一番参考になったのが『ライフプランニングシート』
自分の年齢と子どもの年齢を入れて、何年にどれだけお金がかかるのか。というシュミレーションが出来るシートです。
家計の全体が把握出来ていると、
[st-kaiwa-think-4]これぐらいなら、贅沢しなければ3人目いけるかも!?[/st-kaiwa-think-4]
と思うことが出来ました。
▼参考になった本▼
[itemlink post_id=”598″]
自分で作成するのもいいけど、今加入している保険の見直しがてら、プロのFPさんにライフプランニングシートをつくってもらうのもおすすめ!
『保険マンモス』はFP派遣型だから、自宅に来てくれるので、小さな子どもたちがいる子育て世帯には、ゆっくり話が聞くことが出来てGOODでした。
自宅に来られるのが嫌な人は、近くのカフェやファミレスなどでもOKですよ。
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